JCBL:52/ランチョンセミナー: Difference between revisions

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ランチョンセミナー1

日時:6月14日(月) 12:15〜13:15
場所:第1会場(3F 会議室)


脂質研究に役立つデータベース紹介
-各種データベースについて実演を交えながら紹介する-
司会:八杉 悦子(東京大学大学院医学系研究科メタボローム講座、JST,CREST)

L1-01 LipidSearchについて
横井 靖人(三井情報株式会社 総合研究所 バイオサイエンスグループ)
ホームページ:http://lipidsearch.jp/

L1-02 LipidBankについて
有田 正規(東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻)
ホームページ:http://lipidbank.jp/


L1-03 メタボロームのマススペクトルデータベースMassBankについて
西岡 孝明(慶應義塾大学先端生命科学研究所、JST-BIRD)
ホームページ:http://www.massbank.jp/

L1-04 文科省「統合データベースプロジェクト」ポータルサイトについて
川本 祥子(大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構ライフサイエンス統合データベースセンター)
ホームページ:http://lifesciencedb.jp/


主催:第52回日本脂質生化学会/三井情報株式会社/大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター


ランチョンセミナー2

日時:6月15日(火) 12:15〜13:15
場所:第1会場(3F 会議室)


スフィンゴ脂質の分子種多様性・疾患バイオマーカーとしてのスフィンゴ脂質について
-高エネルギーCIDを装備したMALDI-TOFMSを用いた解析例の紹介-
京ケ島 守(愛知県がんセンター研究所 分子病態学部・分子診断学研究室)

 細胞膜に存在するスフィンゴ脂質はコレステロール等とともに、マイクロドメイン(脂質ラフト)を構成する。
 哺乳動物にみられるセラミドやスフィンゴ糖脂質を構成する脂肪酸は、主として炭素鎖長がC16~C24のものからなり、長鎖塩基(スフィンゴシン)においては、神経組織に存在するガングリオシドが炭素鎖長20のものを含む事を除けば通常、鎖長18である4-(E)-sphingenineからなるとされてきた。しかしながら、近年の質量分析を中心とした研究から、非神経組織においても鎖長が非18である長鎖塩基Non-octadeca-LCBsが存在する事が判明してきている。またこうした脂肪酸や長鎖塩基は各々水酸化される事があるため、スフィンゴ脂質を構成する分子種は従来考えられてきた以上に大変複雑であることが判明しつつある。さらに重要な事は、同じクラスに属する脂質でありながら、こうしたセラミド分子種の違いにより細胞膜マイクロドメインの性状に違いが生じ、分子種毎に異なった機能を果たす事が示唆されてきている事である。
 このような事から、糖鎖はもとよりセラミド組成まで含めた詳細なスフィンゴ脂質の解析が求められている。ここでは、主に高エネルギーCIDを備えたMALDI-TOFMSを用いたセラミド、スフィンゴ糖脂質の解析を紹介したい。
 一方、スフィンゴ脂質の異常は種々の疾患の形成及び進行過程にも関与することが明らかとなってきている。質量分析を用いたスフィンゴ脂質を標的とした疾患バイオマーカーへの応用についても併せて紹介する。


主催:第52回日本脂質生化学会/株式会社島津製作所


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