Category:Method/Sample/PL/Oxidized: Difference between revisions
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'''図1 酸化脂質解析のための分子特異的測定方法''' | |||
生体内で微量にしか存在しない酸化脂質の測定には、この三連四重極型でのみ行うことができるMS/MS法の一種で、親イオンと特徴的なプロダクトイオンの組み合わせで分子特異的に検出するmultiple reaction monitoring (MRM) | | 生体内で微量にしか存在しない酸化脂質の測定には、この三連四重極型でのみ行うことができるMS/MS法の一種で、親イオンと特徴的なプロダクトイオンの組み合わせで分子特異的に検出するmultiple reaction monitoring (MRM)を用いる。図に示したように、三連四重極型はQ1、 Q2、 Q3と書いた3つの四重極を持ち、主にQ1で親イオンを測定し、Q2で目的とする親イオンを破壊し、生成したプロダクトイオンをQ3で測定する。例えば、エイコサペンタエン酸(EPA)のモノヒドロキシ体の一つである5-HEPEを測定するには、親イオン317(Q1)と特徴的なプロダクトイオン115(Q3)の組み合わせを用いることで特異的に測定することができる。 | ||
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| '''MRMの特異性と逆相LCによる酸化脂肪酸の分離''' | | '''MRMの特異性と逆相LCによる酸化脂肪酸の分離''' | ||
図の一番上のクロマトグラフィーはEPAのモノヒドロキシ体を測定したものである。この混合ピークの中から、水酸基の結合位置の違いにより特徴づけられたプロダクトイオンを用いてMRMを行うことで、位置異性体である5-HEPEや8-HEPE、12-HEPEなどを特異的に検出することができる。また18-HEPEと17.18-epoxy EPAは特徴的なプロダクトイオンが一緒であるが、このとき逆相LCを用いることで分離することができる。この他に、逆相LCで分離する利点としては、分子間のイオン化抑制(感度の低下)を回避し、より高感度に測定が可能となることが挙げられる。 | |||
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Revision as of 05:03, 22 October 2010
Oxidized phospholipids
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酸化リン脂質のMS/MS解析と測定方法 |
逆相LCによるリン脂質・酸化リン脂質の分離 |
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